2022-01-18 16:04政治/写真

景気「持ち直しの動き」維持=オミクロン株、下振れリスクに―1月経済報告

1月の月例経済報告
1月の月例経済報告

 政府は18日公表した1月の月例経済報告で、景気の全体判断を「新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和される中で、このところ持ち直しの動きが見られる」に据え置いた。個人消費の回復が続いていることを考慮。一方、サプライチェーン(供給網)混乱の影響が和らいだことを踏まえ、生産の判断を引き上げた。
 全体判断は昨年12月に上方修正した。ただ、新たな変異株「オミクロン株」感染の急拡大を受け、1月報告では景気の先行きについて「感染症による影響や供給面での制約、原材料価格の動向による下振れリスクに十分注意する必要がある」と警戒感を表明。先行きリスクに感染症を挙げるのは、4度目の緊急事態宣言下にあった昨年9月以来となる。 
 個別項目では、昨年12月に上方修正した個人消費の判断を「このところ持ち直している」に維持。外食や旅行などサービス消費が持ち直し、年末年始の消費活動は活発化した。オミクロン株流行の悪影響はまだ顕在化していないが、内閣府は「医療提供体制の強化などに万全を期し、経済社会活動を極力継続できる環境をつくることが重要」としている。
 一方、生産は「持ち直しの動きが見られる」に引き上げた。コロナ感染の影響を受けた東南アジアからの部品の調達不足が解消に向かい、自動車の生産が急回復。プラスチック製品や鉄鋼・非鉄金属など関連業種にも持ち直しの動きが広がった。
 設備投資は「持ち直しに足踏みが見られる」、輸出は「おおむね横ばいとなっている」にそれぞれ据え置いた。

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