2022-01-14 19:19経済/写真

大学生内定率3年ぶり上昇=採用増で83.0%―昨年12月

大学生就職内定率の推移
大学生就職内定率の推移

 厚生労働省と文部科学省は14日、今年3月に卒業予定の大学生の就職内定率が、昨年12月1日時点で83.0%になったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大で大幅に落ち込んだ前年同期から0.8ポイント上昇。コロナ前の水準には届かなかったが、景気回復を見据えて採用意欲が向上した企業もあり、3年ぶりの上昇となった。
 内定率は就職希望者に対する内定者の割合。男女別では男子が81.3%(前年同期比0.9ポイント上昇)、女子が85.0%(同0.7ポイント上昇)で、ともにプラスとなった。文理別は理系が87.3%で文系の82.1%を上回った。 
 大学の所在地別では「関東地区」が86.7%と最も高かった。一方、「北海道・東北」「近畿」「中国・四国」の3地区は、前年同期を下回った。
 内定率は近年、企業の人手不足を背景に上昇基調が続いていた。しかし、コロナ流行下で初めての就職活動となった2021年3月卒は20年12月1日時点で82.2%と、前年から4.9ポイントの大幅低下。2年連続のマイナスとなっていた。
 就職情報会社マイナビの高橋誠人編集長は「人手不足のITや建設業など採用に積極的な業種もあり、内定率は徐々に回復している」と分析。ただ、足元では変異株「オミクロン株」の感染が急拡大しており、「状況次第で、23年3月に卒業する学生の就職活動や企業の採用に影響が出る可能性がある」と指摘している。

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