2021-12-16 17:04経済/写真

食品輸出、初の年間1兆円=牛肉、日本酒がけん引

農林水産物・食品輸出額の推移
農林水産物・食品輸出額の推移

 2021年に「農林水産物・食品」の輸出額が初めて年間1兆円を超えることが16日、確定した。新型コロナウイルス禍から米国や中国の経済が回復していることを背景に、牛肉や日本酒の輸出が伸び、全体をけん引した。政府は2006年に輸出を13年に1兆円規模とする目標を掲げ、振興を図ってきた経緯があり、当初の目標と比べると8年遅れでの達成となる。
 財務省が16日発表した11月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、食料品の輸出額は前年同月比18.5%増の899億円だった。農林水産省が集計している1~10月の農林水産物・食品の輸出額(9734億円)に加えると、1兆633億円となった。 
 松野博一官房長官は16日の記者会見で、「政府一体となって取り組んできた成果だ」とした上で、「引き続き海外市場を取り込むことで、農林水産業の成長産業化を図り、地域経済を活性化させていきたい」と述べた。
 政府は1兆円達成後の目標として、25年に2兆円、30年に5兆円を目指している。オールジャパンで行う海外販路開拓など、輸出力強化に向けた品目団体の取り組みを支援し、輸出拡大を後押ししていく方針だ。

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