2021-12-06 17:45国際

「キングメーカー」が総指揮=野党尹氏選対が発足―韓国大統領選

 【ソウル時事】来年3月の韓国大統領選で、保守系最大野党「国民の力」候補、尹錫悦前検事総長の選挙対策委員会が6日、発足した。総指揮を執る総括選対委員長には、これまで保守・革新双方で選挙を勝利に導き「キングメーカー」と称される金鍾仁氏(81)が就いた。
 金氏は2012年の大統領選で保守系の朴槿恵前大統領の陣営を指揮し、当選の立役者になった。16年の総選挙では、当時野党だった革新系の現与党「共に民主党」で非常対策委員長を務め、同党の勝利に貢献。昨年6月に国民の力の非常対策委員長に就任し、今年4月のソウル・釜山両市長選での圧勝に大きな役割を果たした。
 金氏は当初、尹氏が提案した選対人事案に反発し、総括選対委員長の就任に難色を示した。金氏の就任を強く求めていた李俊錫党代表と尹氏も対立したが、3日、金氏が就任を受諾し、尹氏と李氏も和解した。
 尹氏は選対発足式の演説で「今最も必要なのは団結だ。政権交代の思いが同じなら皆力を合わせなければならない」と訴えた。
 中道層への支持拡大に手腕を発揮するとみられる金氏の就任と、若年層に人気がある李氏との一致結束は、尹氏にとってプラス。最近は支持率が停滞し、与党「共に民主党」の李在明前京畿道知事に追い上げられていたが、反転攻勢に出る構えだ。与党関係者は「金氏は状況判断が鋭い政界随一の戦略家。与党は厳しくなる」と警戒している。 
[時事通信社]

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