2021-12-06 21:24国際

中国恒大、利払い期限到来=デフォルト回避は不透明

 【北京時事】経営危機に陥っている中国不動産開発大手の中国恒大集団は6日、未払いとなっているドル建て社債の利息の支払い猶予期限を迎えた。米東部時間の同日中(日本時間7日午後2時まで)に利払いができなければデフォルト(債務不履行)になる。同社は資金の確保は保証できないとしており、デフォルトを回避できるかは不透明だ。
 恒大はこれまでに3回、30日間の支払い猶予期限が切れる直前に利払いを実施し、辛うじてデフォルトを避けてきた。今回は先月6日に期日が到来した子会社発行の社債の未払い利息8250万ドル(約93億円)を支払う必要がある。ロイター通信は、アジア時間帯のこの日夕方までに一部債権者への利払いはなかったと伝えた。
 恒大は3日、これとは別に2億6000万ドルの債務保証義務の履行を求める通知を受け取ったと発表。「債務履行に必要な資金の確保を保証できない」と警告した上で、債務再編に向けて債権者と交渉に入る方針を明らかにした。
 地元の広東省政府はこれを受け、同社に監督チームを派遣し、リスク処理や社内管理の強化に当たるとして、関与を強める意向を表明。中国人民銀行(中央銀行)は「中長期的には市場機能に影響しない」として、金融業界への波及は限定的と強調した。
 恒大は6日、危機管理に当たる委員会を社内に設置すると発表。メンバーには国有企業の幹部も加わっており、当局の意向が反映されるとみられる。
 恒大は先月以降、傘下にあったインターネットサービス会社の保有株をすべて売却したほか、創業者の許家印氏も自社株の売却を進めるなど、資金調達を急いでいる。 
[時事通信社]

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