2021-12-06 12:56World eye

伊ミラノの駅でバンクシー複製画展、本物の環境まで再現

【ミラノAFP=時事】挑発的な作風で知られる英国の覆面アーティスト、バンクシーの複製画を本物と同じような環境で観賞できる展覧会「バンクシーの世界」が3日、イタリアのミラノ中央駅で開幕する。≪写真はイタリアのミラノ中央駅に展示されたバンクシー作品の複製≫
 展覧会の目的は、ごく少数の友人しか正体を知らないとされるバンクシーの作品を多くの人に見てもらうことだ。
 展覧会のキュレーターを務めるマヌ・デロス氏は「彼の作品のほとんどは壊されたり、塗りつぶされたり、盗まれたり、売られたりして、一般の人が直接見ることができなくなっている」とAFPに説明した。
 若いグラフィティアーティストや学生が壁画やシルクスクリーンなど130点以上を制作。「バンクシーが絵を描いた壁、レンガ、コンクリート、道路のしみ、汚れまで再現した」とデロス氏は言う。
 新型コロナ流行初期に、くしゃみをする女性を描いた「Aachoo」や、詩人オスカー・ワイルドが収監されていた刑務所跡地の壁に制作された、タイプライターを使い脱獄する囚人の作品なども再現されている。
 会場は仕切られていて入場にはチケットが必要だが、駅の音が聞こえてくる中で、本物が描かれたストリートの雰囲気を味わえる。
 デロス氏は、毎日大勢の人が駅を利用しているが、何人かでも立ち寄り、想像を膨らませてくれれば、と話す。
 さて、バンクシー本人はどう思うだろうか?
 「バンクシーは基本的に自分が企画した展覧会以外は認めないが、禁止もしない。私たちを止めることはない」とデロス氏。「おかげで私たちは、少々おこがましいかもしれないが、自分たちの仕事が評価されていると考えることができる。この展覧会によってバンクシーも、メッセージをより広く伝えることができる」
 会期は来年2月27日まで。【翻訳編集AFPBBNews】

最新動画

最新ニュース

写真特集