2021-11-30 18:33社会

動機解明、慎重に=性格違い「ストレス」と加害生徒―中3刺殺、逮捕から1週間・愛知県警

 愛知県弥富市の市立中学校で3年の男子生徒(14)が刺殺された事件から1日で1週間となった。関係者らによると、被害生徒は明るくて元気な性格で、逮捕された同学年の男子生徒(14)はおとなしい性格だった。捜査関係者によると、加害生徒は「(被害生徒との)性格の違いもストレスに感じた」などと供述。取り調べには「嫌なことが続いた。複数の悩みがあった」と話しており、県警は動機の解明を慎重に進めている。
 2人は2年時は同じクラスで、小学校も一緒だった。被害生徒の部活動の先輩という男子高校生によると「礼儀正しく、明るくて元気」で、近所の女性も「スポーツ好きで、リーダー的な存在」と話す。一方、加害生徒は「ゲームが好き」(捜査関係者)といい、学校関係者は「おとなしくてシャイな子」と説明する。
 中2の時、2人の間にトラブルがあった。加害生徒は担任に対し、「生徒会選挙の応援演説を頼まれて嫌だった」「友だちとの話に割り込まれて嫌だった」などと被害生徒への不満を漏らしていた。給食当番で箸を配る係だった被害生徒から、箸をすぐに渡してもらえなかったこともあり、不愉快に思っていたという。
 県警も加害生徒が持っていた不満を把握しているが、捜査幹部は「殺害する理由になり得るのか」と首をかしげる。取り調べに素直に応じ、事件については、悪いことをしたと認識しているという。
 事件は11月24日午前8時ごろ発生。加害生徒は被害生徒を教室から廊下に呼び出し、所持していた包丁で腹部を刺して現行犯逮捕された。被害生徒はまもなく死亡。加害生徒は翌25日に殺人容疑で送検された。 
[時事通信社]

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