2021-11-30 12:14経済/写真

求人1.15倍、2カ月ぶり悪化=失業率は改善2.7%―10月

完全失業率と有効求人倍率
完全失業率と有効求人倍率

 厚生労働省が30日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低下の1.15倍で、2カ月ぶりに悪化した。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が9月末の期限で全面解除されたため、求職活動を再開する人が増え、求人数の伸びを上回った。厚労省は雇用情勢について「求職者が引き続き高水準にあり、厳しさが見られる」と分析している。
 有効求人倍率は、求職者1人に対し何件の求人があるかを示す。10月の有効求職者数は0.6%増の195万人で、0.5%増だった有効求人数(227万人)の伸びを上回った。景気の先行指標とされる新規求人数は0.4%増と3カ月連続で増えた。 
 新規求人数を産業別(原数値)で見ると、製造業が前年同月比35.9%増で伸び率が最も大きかった。コロナによる打撃を受けた生活関連サービス・娯楽業が9.3%、宿泊・飲食サービス業は8.2%それぞれ増加した。
 一方、総務省が同日発表した10月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント低下の2.7%で、3カ月ぶりに改善した。完全失業者数(同)は7万人減の182万人。特に解雇を含む「非自発的な離職」が6万人減少した。就業者数は24万人減の6624万人だった。

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