2021-11-29 13:28World eye

香港映画に最優秀ドキュメンタリー賞 台湾版アカデミー賞

【台北AFP=時事】「中華圏のアカデミー賞」とも呼ばれる台湾の映画賞「金馬奨」の授賞式が27日、台北で開催され、香港の民主化運動を記録した『時代革命』が最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。≪写真は資料写真≫
 監督は香港のキウィ・チョウ(周冠威)だが、香港では劇場未公開。タイトルは民主化運動のスローガンから採られている。
 チョウ監督は授賞式に寄せた動画メッセージで、「良心と正義を持ち、香港のために涙を流した香港人」に同作をささげると述べた。香港当局による映画検閲の強化や、中国が制定した香港国家安全維持法(国安法)に基づく取り締まりを避けるため、チョウ監督は自作品の権利を海外に売却している。
 金馬奨は、中国政府の検閲に対抗する防波堤の役割を担うようになっており、中国や香港では上映が禁止される作品に贈られることも多い。チョウ監督も最近のAFPとのインタビューで、金馬奨は「特に香港で配給できない香港映画にとって自由な販路となっている」と語っていた。
 2018年の授賞式で台湾出身の映画監督が台湾は「独立国」だと発言したことから、中国当局は2019年の映画祭ボイコットを中国人監督と俳優に指示。それ以来、中国本土の映画館と一部の広告主は金馬奨との関係を断っている。今年の授賞式でも、かつてレッドカーペットを埋め尽くした中国本土の監督や俳優の姿は見られなかった。【翻訳編集AFPBBNews】

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