2021-11-25 17:04政治/写真

輸出・生産の判断下げ=景気「持ち直しに弱さ」―11月経済報告

11月の月例経済報告
11月の月例経済報告

 政府は25日公表した11月の月例経済報告で、景気の全体判断を2カ月連続で据え置いた。新型コロナウイルス感染が下火となり、個人消費の判断を引き上げたものの、自動車メーカーの部品調達難に伴う大幅減産で、輸出と生産の判断を引き下げたことが響いた。
 全体判断の表現は「新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和されつつあるものの、引き続き持ち直しの動きに弱さが見られる」に変更。10月は「依然として厳しい状況にある中、持ち直しの動きが続いているものの、そのテンポが弱まっている」だった。緊急事態宣言が9月末の期限で全面解除され、段階的に経済活動の正常化が進む状況を反映させた。 
 景気の先行きについては「供給面での制約や原材料価格の動向による下振れリスクに十分注意する必要がある」と指摘。原油など資源高による企業収益の圧迫や消費下振れへの警戒を示す文言を新たに加えた。
 内需の柱である個人消費は「一部に弱さが残るものの、持ち直しの動きが見られる」に上方修正。引き上げは昨年10月以来1年1カ月ぶり。新車販売の減少は続くが、宣言解除後に外食や旅行に回復の動きが出てきたと判断した。
 一方、輸出は「おおむね横ばいとなっている」へ2カ月連続で下方修正。生産も「持ち直しに足踏みが見られる」と2カ月ぶりに引き下げた。自動車の減産に加え、中国の景気回復ペースの鈍化で工作機械の輸出・生産も伸び悩んだ。輸入も「このところ弱含んでいる」に下げた。
 倒産件数は「おおむね横ばいとなっている」に下方修正。設備投資は「持ち直している」に据え置いた。

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