インド首都、大気汚染で学校閉鎖 「ロックダウン」も検討
【AFP=時事】インドの首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏当局は13日、大気汚染の悪化を受け、1週間の学校閉鎖を発表した。健康に有害なスモッグから市民を守るため、「ロックダウン(都市封鎖)」の導入も検討する。≪写真はインド・ニューデリーの渋滞と、立ち込めるスモッグ≫
デリー首都圏のアルビンド・ケジリワル首相は、記者会見で「子どもたちが汚染された空気を吸わなくても済むよう、学校を閉鎖する」と述べた。
人口約2000万人のニューデリーは世界で最も大気汚染が深刻な都市の一つ。特に冬季は、工場のばい煙や車の排ガス、焼き畑の煙などが上空に分厚く垂れ込める。
最高裁判所は13日、大気汚染危機への対策としてニューデリーへのロックダウン導入を提案した。ケジリワル氏は、関係者と協議して最高裁提案の受け入れを検討すると表明。「大気汚染対策でのロックダウンは過去に例がない。極端な手段となる」と述べた。
広大な開放空間での粉じん削減のため、建設工事も4日間中止。公務員は在宅勤務とし、民間企業にも可能な限り在宅勤務に切り替えるよう推奨する。
血管系に悪影響を及ぼす恐れのある微小粒子状物質(PM2.5)の濃度を示す大気質指標(AQI)は13日、300を超えた。これは、世界保健機関が定める1日当たりの最大値の20倍に相当する。
主要紙タイムズ・オブ・インディアは、病院では呼吸器系の症状を訴える患者が急増したと報じている。【翻訳編集AFPBBNews】
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