2021-10-21 17:42政治/写真

核ごみ争点、現新2氏の争いに=20年ぶり選挙戦―北海道寿都町長選

北海道寿都町
北海道寿都町

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定に向けた文献調査が進む北海道寿都町で21日、任期満了に伴う町長選が告示された。午後5時に立候補の届け出が締め切られ、調査に反対する新人と調査を推進する現職の2氏による争いが確定した。調査の是非を争点に20年ぶりの選挙戦が繰り広げられる。投開票は26日。
 立候補したのは届け出順に、新人で元町議の越前谷由樹氏(70)と、6選を目指す現職の片岡春雄氏(72)。
 越前谷氏は、片岡氏を「独断で調査に応募し、町民を分断させた」と批判し、自らが当選した場合は調査を撤回すると明言。調査の交付金に頼らない財政運営を訴える。
 片岡氏は、地域経済の回復を最大の公約に掲げ、調査について「国から交付金も得られる」と意義を強調。調査を次の段階に進めるかは住民投票で賛否を問うと説明し、「(町長選の)争点ではない」としている。
 町は昨年10月、3段階の処分地選定手続きの第1段階に当たる文献調査に応募。政府の要請を受け入れた北海道神恵内村とともに、同11月から全国初の調査が始まった。地元自治体とその周辺自治体には最大20億円の交付金が国から支払われる。 

 ◇最終処分をめぐる主な動き
2000年    最終処分地選定手続きなどを定めた「最終処分法」制定
  02年12月 原子力発電環境整備機構(NUMO)が選定調査の公募開始
  07年 1月 高知県東洋町が全国初応募
      4月 東洋町が応募撤回
  20年10月 北海道寿都町、神恵内村が応募・受け入れ
     11月 NUMOが両町村で調査開始
  21年10月 寿都町長選が21日告示(26日投開票)

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