2021-10-13 17:11社会/写真

いじめ認知7年ぶり減=51万件、不登校は過去最多―コロナ影響か・文科省

いじめの認知件数推移
いじめの認知件数推移

 全国の小中高校などが2020年度に認知したいじめの件数は51万7163件で、前年度より15.6%減少したことが13日、文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」で分かった。減少は7年ぶり。一方、不登校が理由で小中学校を30日以上休んだ児童生徒は19万6127人で、前年度から8.2%増え過去最多となった。
 文科省は、新型コロナウイルス感染拡大による一斉休校で授業日数が減り、部活動が制限されるなど児童生徒間のコミュニケーションが減少した一方、生活リズムの乱れなどが影響したとみている。
 いじめ認知件数は小学校が約42万件、中学校約8万件、高校が約1万件だった。態様では「冷やかし、からかい、悪口」が最多。「パソコンや携帯電話で誹謗(ひぼう)中傷される」は過去最多の計約1万8000件となった。 
 不登校の内訳は、小学校が前年度18.7%増の6万3350人、中学校は3.8%増の13万2777人。小中学校の不登校は8年連続で増加する一方、高校は4万3051人で、前年度より14.1%減った。
 コロナ感染回避のため、30日以上登校しなかった小学生は1万4238人、中学生は6667人、高校生は9382人だった。文科省は通知で、保護者からコロナが不安で休ませたいと相談があった場合、校長判断で欠席ではなく出席停止として扱うことを認めている。
 小中高校から報告のあった自殺者は過去最多の415人に上り、小学校7人、中学校103人、高校305人だった。このうち、学校側がいじめの問題を把握していた児童生徒が12人いた。

 ◇問題行動・不登校調査の主なデータ
【いじめ認知件数】
 小学校  42万0897件 (48万4545件)
 中学校   8万0877件 (10万6524件)
 高校    1万3126件  (1万8352件)
【不登校児童生徒数】
 小学校   6万3350人  (5万3350人)
 中学校  13万2777人 (12万7922人)
 高校    4万3051人   (5万100人)
【新型コロナウイルス感染回避による長期欠席】
 小学校   1万4238人
 中学校     6667人
 高校      9382人
【自殺】
 小学校        7人  (4人)
 中学校      103人 (91人)
 高校       305人(222人)
※かっこ内は19年度。コロナによる長期欠席は20年度から調査

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