2021-09-15 10:15World eye

中国裁判所、初のMeToo訴訟を棄却

【北京AFP=時事】中国で起こされていた画期的なセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)訴訟で、北京の裁判所は14日、証拠が不十分だとして、原告女性の訴えを棄却した。同国で芽生えたばかりのセクハラ告発運動「#MeToo(私も)」に打撃を与える判決だ。≪写真は中国・北京の裁判所での審理を前に、支持者や記者と話す周暁●(●はおうへんに旋≫さん)
 訴えを起こしていたのは、周暁●(●はおうへんに旋)さん(28)。国営テレビ局でインターンをしていた2014年、司会者の朱軍氏に無理やりキスをされたり体を触られたりしたとして、2018年に被害を告発した。
 周さんの告発はソーシャルメディアで話題を呼び、多くの女性が自分の性的暴行被害を公にするきっかけとなった。しかし3年間にわたる法廷闘争の末、北京市海淀区人民法院は14日夜、周さんの訴えを証拠不十分として棄却すると発表した。
 周さん側は当初、個人の健康や身体に関する権利を定めた「人格権」法に基づいて訴訟を起こしたが、昨年に新たなセクハラ法が成立したことを受け、この新法に基づく審理を求めていた。
 中国女性の多くは新法の制定後もハラスメントの告発に消極的で、裁判になることはまれ。弦子というペンネームで知られる周さんは、朱氏からの公式な謝罪と5万元(約85万円)の損害賠償を求めて提訴していた。【翻訳編集AFPBBNews】

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