2021-09-07 10:13World eye

仏の「国宝」俳優ベルモンドさん死去 88歳

【パリAFP=時事】戦後のフランス映画界を代表するスター俳優の一人だったジャン=ポール・ベルモンドさんが死去した。88歳。家族が6日、発表した。≪写真は仏俳優ジャン=ポール・ベルモンドさん≫
 ベルモンドさんは、仏映画運動「ヌーベルバーグ」の担い手として、ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』などで最初に名をはせた。映画80作品に出演し、コメディーからスリラーまで多岐にわたるジャンルをこなして、誰もが知る俳優となった。
 ベルモンドさんの家族は代理人弁護士ミシェル・ゴデスト氏を通してAFPに出したコメントで、「彼はしばらく前から非常に疲れていた。安らかに息を引き取った」と説明した。
 ベルモンドさんは1933年4月9日、パリ郊外の高級住宅地ヌイイシュルセーヌに生まれ、芸術家の家庭で育った。父親は有名な彫刻家だった。
 学校の成績は悪かったが、ボクシングは得意だったベルモンドさんは、舞台俳優として演技のキャリアを開始。半世紀にわたり出演した映画の数々は、劇場で総計1億3000万枚ものチケットを売り上げた。
 ベルモンドさんは1970年代に出演したスパイコメディー映画『おかしなおかしな大冒険』の原題にちなみ、「ル・マニフィック(偉大な人)」とも呼ばれていた。エマニュエル・マクロン仏大統領は訃報を受け、「彼は今後もずっとル・マニフィックであり続ける」とツイッターに投稿。ベルモンドさんを「国宝」と呼び、「私たちは皆、彼の姿に自分を重ねた」と述べた。
 同じくフランスを代表する俳優で、ベルモンドさんの友人でありライバルだったアラン・ドロンさんは、訃報に「完全に打ちのめされた」と述べている。【翻訳編集AFPBBNews】

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