2021-08-05 11:53スポーツ

平野歩夢、夏への挑戦=雪上からコンクリートへ〔五輪・スケートボード〕

 今まで雪の上を巧みに滑ってきた22歳がこの夏、コンクリートの複雑なコースに挑んだ。冬季五輪のスノーボード・ハーフパイプで2大会連続銀メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が5日、新競技のスケートボード・パーク種目に登場。日本男子で夏季と冬季の五輪に出場したのは、陸上短距離とボブスレーに出た青戸慎司以来で2人目だ。
 スケートボードへの挑戦を宣言したのは2018年の秋だった。周りのトップ選手と比べると、明らかに経験は浅い。幼い頃、スノーボードの練習の一環としてスケートボードに乗っていた時期はある。しかし空中に浮く高さも違えば、雪とコンクリートでは着地の衝撃も違う。「同じような感覚は、思っていたよりない」と言う。
 五輪出場を決めても、「スケートボードではまだまだ未熟。滑ってきた期間もかなり少ない」と実力の差を認める。それでも挑むのはなぜか。
 「誰もやっていないことをやりたいなという気持ちから始まった。人がチャレンジしていないことに挑戦する姿。結果以上に姿勢を見てもらって、これから始めてみたいなと思う人たちに、少しでも届けられたらいい」
 当初の予定では20年までスケートボードをやり、その後は22年北京五輪に向けて再びスノーボードに切り替える予定だった。しかしコロナ禍で東京五輪が1年延期になり、北京への準備を急ピッチで進めなければならない。本職のスノーボードに影響が及ぶ可能性もあるが、「こういう時間があって(自分に)与えられるものもある」。結果は予選落ち。ただ、夏の経験がプラスになる面もあると信じている。(了)
[時事通信社]

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