2021-08-04 19:48スポーツ

東京の空制した新鳥人=デュプランティス、実力証明の金―陸上〔五輪・陸上〕

 3日にあった東京五輪の陸上男子棒高跳びで初出場の21歳、アルマント・デュプランティス(スウェーデン)が6メートル02で金メダルに輝いた。昨年2月に室内で6メートル18の世界新記録を樹立した「新鳥人」。同種目の世界記録保持者による優勝は、1988年ソウル大会のセルゲイ・ブブカ(当時ソ連)以来で、「期待を感じていたのでとても安心した」と重圧をはねのけた栄冠を喜んだ。
 5メートル55から優勝を決めた6メートル02まで5回の跳躍で失敗はなかった。スウェーデンの有名ポップグループABBA(アバ)の代表曲「ダンシング・クイーン」が会場に流れる中、歓喜を爆発させ、自身の持つ世界記録を1センチ上回る高さにも挑戦。惜しくも記録更新は逃した。
 米国人の父は棒高跳び、スウェーデン出身の母は七種競技やバレーボールの選手だった。米ルイジアナ州の自宅裏庭で棒高跳びを3歳で始め、18歳275日の史上最年少で6メートルをクリア。2019年世界選手権は2位で、世界一の座を目前にしていた。
 兄は、米大リーグのメッツからドラフト指名を受けたプロ野球選手。自身も大の野球好きで、メジャー入りする前の大谷翔平(現エンゼルス)のプレーを見たという。金メダル獲得後の記者会見では、「大谷のシャツを買った」と明かした。
 「子供の時から愛しているこのスポーツ(棒高跳び)が、自分をどこか素晴らしい場所へ連れていってくれると信じていた。夢のような気持ち」。大舞台で実力を示した新王者は感慨に浸った。(了)
[時事通信社]

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