2021-08-04 06:24国際

クオモ知事のセクハラ認定=報告書公表、本人は否定―NY州司法長官

 【ニューヨーク時事】米東部ニューヨーク州のジェームズ司法長官は3日、クオモ州知事(63)=民主党=が複数の女性に対して、州法や連邦法上のセクハラに当たる行為を行ったと認定する報告書を発表した。部下を含め11人の女性にキスや体を触るなどの行為をしたと指摘。これに対し、クオモ氏は「事実はかなり異なる」と改めて否定した。バイデン大統領が「辞任すべきだ」と述べるなど辞任圧力が再び強まっている。
 発表や報告書によると、クオモ氏は公邸で部下の女性のブラウスの下に手を入れ胸を触ったほか、エレベーター内で自身の警備に当たる女性州兵の背中を首から背骨に沿って指で触るなどした。告発後に報復を受けた女性もいたという。ジェームズ氏は記者会見で「私は11人の女性を信じる」と語った。
 報告書は、クオモ氏の不適切な言動が「女性にとって好ましくない職場環境をつくった」と断じた。今回の調査の「性質は民事」(ジェームズ氏)のため、州司法当局は刑事事件として立件しない方針。一方、女性の一部が被害を告発している地元警察などが今回の報告書を参照できるとした。
 クオモ氏はこの後、動画で声明を出し、「誰にも不適切に触ったことはない」と反論。クオモ氏があいさつで老若男女を問わず抱き合ったり、キスをしたりする写真を並べ、「みんなにする」と訴えた。
 クオモ氏は昨春にニューヨーク州が米国の新型コロナウイルス感染拡大の中心地になった際に指導力を発揮し、支持率が上昇。しかし、スキャンダルが相次ぎ、民主党内からも辞任圧力が強まった。 
[時事通信社]

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