2021-08-04 04:57スポーツ

欠いた精度、生まれぬゴール=日本、前向ける惜敗〔五輪・サッカー〕

 サッカー男子の日本は、3日のスペインとの準決勝で、延長戦の末に0―1で敗れ、初の決勝進出を逃した。「あと一歩及ばなかった」。久保(レアル・マドリード)が振り返ったように、欧州の強豪相手に真っ向から挑んだ結果は、完敗でなく惜敗。前を向いていい。
 スペインのボール支配率は61%だったが、パスを回されることは織り込み済み。遠藤航(シュツットガルト)は「うまく守れていた」。日本は要所を締めながら粘り強く、相手の攻撃をはね返した。だが延長後半10分、それまで見せ場のなかった途中出場のアセンシオの一発に泣いた。
 日本にも決定機はあった。ただ、延長戦も含めてシュートはスペインの半分の9本。そのうち、枠内に飛んだのは後半30分すぎの久保の1本だけだった。「打たないと入らない。そして、枠の中に蹴らないと」。日本が4強入りを決めた後、そう指摘していたのは銅メダルを獲得した1968年メキシコ大会得点王の釜本邦茂さん。課題がスコアになって表れたともいえる。
 決勝トーナメントに入って2試合連続、計240分間無得点と攻撃陣の沈黙が続く。「速攻でチャンスはあったし、決められなかったのはふがいなさを感じた」と堂安(PSVアイントホーフェン)。6日のメキシコとの3位決定戦に向けて改善が求められる。泣いても笑ってもあと1試合。「自分が試される」と堂安。背番号10は、53年ぶりのメダルに導くゴールを狙う。(了)
[時事通信社]

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