2021-07-31 14:41社会/写真

高齢者接種、2回目7割超に=目標にめど、64歳以下本格化―新型コロナワクチン

高齢者のワクチン接種率
高齢者のワクチン接種率

 国内の65歳以上の新型コロナウイルスワクチン接種率が、7割を超えた。1回目だけでも85%に達し、7月末までに希望する高齢者への接種完了を目指していた政府は「達成できた」(菅義偉首相)との認識を示す。一方、国民全体では2回目を終えた人は3割に満たず、今後本格化する64歳以下への接種をどう進めるかが課題だ。
 首相官邸によると、7月29日時点の総接種回数は約8400万回。このうち高齢者向けが5600万回と6割以上を占める。1回目の接種を受けた高齢者は全体の85.7%に当たる約3000万人で、2回目を終えた人は約2500万人(同73.1%)だった。1日当たりの接種回数は、6月上旬以降100万回を上回り、7月には140万回を超える日もあった。
 効果を示唆するデータもある。東京都内の新規感染者に占める高齢者の割合は、3月下旬に全体の15.7%を占めていたが、7月20~26日は2.9%まで低下。重症者数などでも同様の傾向が見られた。
 一方、29日時点の全人口の接種率は、1回目が38.4%で、2回目が27.6%。4人に1人しかワクチン接種が終わっていない計算となる。
 都内では、40~50代の入院患者数が増えており、接種の進んでいない世代での感染拡大や重症化が懸念される。複数の意識調査では、若年層でワクチンを敬遠する傾向も見られている。
 菅首相は、8月下旬までに国民の6割超が1回目、4割超が2回目の接種を終えるとの目標を掲げている。現役世代や若年層を中心に、接種率をどのように底上げしていくかが焦点となる。 

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