2021-06-23 20:07国際

英、G7開催地で感染急増=スーパースプレッダー?政府は否定

 【ロンドン時事】先進7カ国首脳会議(G7サミット)が今月約2年ぶりに対面で開かれた英南西部コーンウォール地方で、新型コロナウイルスの新規感染が急増している。英各メディアが22日報じた。政府は影響を否定するが、G7がウイルスをまき散らす「スーパースプレッダー」となったとの見方もある。
 大規模イベントがもたらす感染リスクの潜在性が示された可能性もあり、来月開幕の東京五輪への「警報」とも言えそうだ。
 G7は今月11~13日に開かれ、加盟国政府代表団のほか、各国メディアや要員などが多数集結。抗議デモも各地で行われ、全国からデモ隊や警備のための警察官が集まった。
 BBC放送のまとめによると、コーンウォール地方における16日までの1週間の人口10万人当たりの感染者は131人。この間のイングランド全体の平均は90人で、同地方の感染率がイングランドを上回ったのは、パンデミック(世界的大流行)以降初めて。また地元メディアは、会議会場に近いセントアイブズで13日までの1週間で感染が2450%増えたと伝えた。
 これについて政府は「参加者は定期検査を受けており、地元への感染拡大の例は把握していない。(春から段階的に進められている)規制緩和に伴う増加は予想されていた」(報道官)と主張。一方、専門家からは「G7が感染増大に大きく影響した」「(集まった)参加者の存在と高感染率の関連性は間違いない」との声も出ている。 
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集