2021-06-23 19:29国際

リンゴ日報、24日付で廃刊=中国批判の主筆も逮捕―香港

 【香港時事】中国共産党や政府への批判的論調で知られる香港紙、蘋果日報(リンゴ日報)は23日、同紙が24日付朝刊で停刊すると発表した。香港当局による資産凍結や大量の離職者で発行が継続できず、事実上の廃刊となる。この日、同紙の社説を書いている主筆、楊清奇氏も国家安全維持法(国安法)違反容疑で警察に逮捕された。
 蘋果日報は1995年に創刊し、香港主要紙の中で唯一、明確な民主派支持を掲げ続けた。習近平政権との対決姿勢を辞さなかった同紙の歴史が26年で幕を閉じることは、香港で許されてきた報道・言論の自由の象徴が消えることを意味する。
 蘋果日報の発行元の壱伝媒(ネクスト・デジタル)は23日、「遅くとも26日までの発行停止」を発表したが、同紙幹部は「職員の安全と人員不足」を考慮し、前倒しでの停刊を決定。ウェブ版も24日以降、更新を停止する。
 23日に逮捕された楊氏は中国本土に関する報道部門の主筆で、「李平」のペンネームで社説を担当していた。「外国勢力と結託し、国家の安全に危害を加えた」疑いを持たれている。 
[時事通信社]

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