2021-06-22 06:36TOPICS

4者共同でベラルーシ制裁=米英カナダとEU―同時発表、孤立化図る

ブリンケン米国務長官=16日、ジュネーブ(AFP時事)
ブリンケン米国務長官=16日、ジュネーブ(AFP時事)

 【ワシントン、ブリュッセル時事】米国、英国、カナダ、欧州連合(EU)は21日、ベラルーシで5月に起きた旅客機強制着陸事件などを受け、共同で対ベラルーシ制裁を発動したと発表した。4者は共同声明を出し「(ベラルーシの)ルカシェンコ体制による人権、基本的自由、国際法に対する継続的な攻撃への深い懸念で一致している」と表明した。
 EU外相理事会が終わる欧州の夕刻、米国は午前という時間を見計らい、同時に公表した。ベラルーシの世界的な孤立を際立たせる狙いがあり、ルカシェンコ政権の後ろ盾となっているロシアをいら立たせそうだ。
 米政府は21日、ルカシェンコ大統領側近のエイスモント報道官ら16個人、内務省軍など5団体を制裁対象に指定したと発表。在米資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。他にベラルーシ当局者46人に対してビザ(査証)を制限する措置を取った。
 ブリンケン国務長官は声明で、制裁発動について「ルカシェンコ体制の国境を越えた抑圧行為や国際規範への侮辱に対して説明責任を促すための行動だ」と強調した。
 一方、EUは21日の外相理事会で、新たに78個人と8団体に制裁を科すことを決定した。ベラルーシの国防相や運輸相のほか、ルカシェンコ大統領の息子や大統領に近いロシア人富豪ミハイル・グツェリエフ氏らも対象とした。資産凍結やEUへの渡航禁止などの措置を取る。 

ベラルーシのルカシェンコ大統領(左)とロシアのプーチン大統領=5月29日、ロシア南部ソチ(EPA時事)
ベラルーシのルカシェンコ大統領(左)とロシアのプーチン大統領=5月29日、ロシア南部ソチ(EPA時事)

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