2021-06-11 23:28国際

中国外交トップ、G7けん制=米国務長官と電話会談

 【北京時事】中国外交トップの楊潔※(※竹カンムリに褫のつくり)共産党政治局員は11日、ブリンケン米国務長官と電話会談し、先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に「グループ政治による偽の多国間主義」を批判、けん制した。中国外務省が発表した。
 楊氏は、真の多国間主義は国連憲章や国際法を根拠とし、「小さなサークルの利益やグループ政治」に基づかないと主張。G7サミットで議論される台湾問題に関し、「中国の主権や領土保全に関わる核心的利益」だとして「慎重かつ適切な問題処理」を要求した。「人権問題を口実とした内政干渉」にも反対する立場を改めて示した。
 楊氏は新型コロナウイルスをめぐっても、「中国を中傷し、責任を押し付ける悪質な行為に断固反対だ」と強調。武漢ウイルス研究所からのウイルス流出説に対し、「でたらめな話を米側の一部の人間が捏造(ねつぞう)し、ばらまいている」などと非難した。
 バイデン米大統領が発生起源の追加調査を指示し、武漢研究所流出説が再燃していることに中国は神経をとがらせている。
 一方、楊氏に対しブリンケン氏は「米中の最近の一連の交渉は両国関係に資する。各レベルの交渉や交流が増えるのを期待している」と応じた。米中間では5月以降、電話での閣僚級貿易協議などが行われている。 
[時事通信社]

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