2021-06-11 13:14社会

トラック運転の男に死刑求刑=2人死亡のひき逃げ―福島地裁支部

 福島県三春町で清掃ボランティア活動中だった男女2人がトラックではねられ死亡したひき逃げ事件で、殺人などの罪に問われた住所不定、無職盛藤吉高被告(51)の裁判員裁判の論告求刑公判が11日、福島地裁郡山支部(小野寺健太裁判長)であり、検察側は死刑を求刑した。判決は24日に言い渡される。
 論告で検察側は、殺害までの意思決定や経緯は極めて悪質であり「殺害意欲に基づく犯行であることは明らか」と指摘。「2人の命を奪った重大性や自らの責任の重さを理解しているとは思えない。罪責は誠に重大で、死刑はやむを得ない」と非難した。
 弁護側は最終弁論で、殺人罪の成立は争わないとする一方、確実に殺そうという気持ちはなかったとして無期懲役が妥当と訴えた。
 盛藤被告は最終意見陳述で「取り返しのつかない許されないことをしてしまった。本当に申し訳ない」と述べた。
 起訴状などによると、盛藤被告は2020年5月31日朝、同県郡山市内で盗んだトラックを無免許で運転し、三春町の国道で路肩を歩いていた橋本茂さん=当時(55)=と三瓶美保さん=同(52)=を故意にはねて殺害し、そのまま逃走したとされる。 
[時事通信社]

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