2021-06-09 22:09政治

「1日100万回」目標達成?=菅首相、ワクチン接種で勇み足か―新型コロナ

 菅義偉首相は9日の党首討論で、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、自ら目標に掲げる「1日100万回」を達成したと表明した。ただ、集計のシステム上、1日当たりの接種回数をリアルタイムで把握するのは難しく、首相発言は「勇み足」と言えそうだ。
 首相官邸のホームページ(HP)によると、8日時点の医療従事者と高齢者に対する接種の累計は約1937万回となり、前日比で約102万回増えた。これを踏まえ、首相は「きのうは100万回を超えてきた」と明言した。
 これに関し、首相は「毎日、過去の(報告分)が上がってくるからどこで100万回というのは分からない」と認めつつ、「(累計の増加分が)正式に超えたからそう申し上げた」と説明。「私自身が予想したよりはるかに速いペースだ」と評価した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 政府は、各自治体がシステムに登録した接種回数を公表している。これに関し、加藤勝信官房長官は9日の記者会見で「接種記録を後日まとめて入力する自治体もあり、公表日以前の接種回数も含まれる」と指摘。増加分が厳密には「1日100万回」を示す数字ではないと説明した。
 実際、官邸HPで8日の接種回数を見ると、医療従事者と高齢者の合計は約64万回にとどまる。政府高官は「1日単位で正確な数字を把握するには時間がかかる」と釈明した。 
[時事通信社]

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