2021-06-03 17:31政治

G7、五輪開催支持へ=菅首相出席、英サミット11日開幕

 菅義偉首相は11~13日に英国南西部コーンウォールで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席し、新型コロナウイルス対応や気候変動問題で国際協調を呼び掛ける。夏の東京五輪・パラリンピックを安全安心な大会として開催する決意を改めて伝え、G7首脳も支持を表明する方向だ。
 首相は10日夜に政府専用機で日本を出発し、14日に帰国する予定。首相が就任後、G7サミットを含めて海外で行われる国際会議に出席するのは初めて。コロナ収束に向け、途上国を含むワクチンの公平な供給の重要性を訴え、日本としても資金面を中心に貢献する考えを表明。2030年度の温室効果ガスを13年度比46%削減する日本の目標についても説明する。
 国内外で厳しい声がある東京五輪について、首相は万全な感染対策を講じた上で開催する方針を重ねて示す。バイデン米大統領、ジョンソン英首相から支持を取り付けている菅首相はG7全体に賛同の輪を広げ、首脳声明にも明記することで開催への弾みとしたい考えだ。
 サミットでは世界経済や自由貿易に加え、欧州でも関心が高まる中国問題も討議する。中国をめぐっては新疆ウイグル自治区での人権侵害、香港情勢、東・南シナ海問題、台湾問題への対応が焦点。外務省幹部は「各首脳がどういう対中観を示すか。今後の国際情勢の方向性を決める重要な会合だ」と指摘した。
 菅首相は3日、サミットを含む国際会議への出席経験が豊富な安倍晋三前首相と意見交換した。この後、菅首相は記者団に対し「非常に有意義だった」と述べた。
 サミットには議長国のジョンソン首相やバイデン大統領らが参加。トランプ米政権時代に亀裂を深めたG7の再結束を打ち出す。菅首相はサミットに合わせ、初顔合わせとなる各国首脳との個別会談も調整している。 
[時事通信社]

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