2021-05-19 09:16国際

黒人射殺で警官訴追せず=発砲は「正当」と検察―米南部

 【ニューヨーク時事】米南部ノースカロライナ州で4月、黒人男性が警察官に射殺された事件で、地元検察当局は18日、発砲は「正当」だったとして、現場にいた警官全員の訴追を見送ると発表した。男性は逃げる際、車で警官を危険にさらしたと説明。遺族側は「侮辱だ」と反発し、警官のボディーカメラの全面公開を求めた。
 射殺されたのは、アンドルー・ブラウンさん。警官7人がブラウンさんの自宅前で薬物事件の逮捕状を執行しようとしたところ、ブラウンさんは車で逃走し、警官のうち3人が発砲した。
 検察当局者は記者会見で、ブラウンさんが警官の方向に車を走らせたとして、「暴力的重罪犯が致死的な武器を使い、(警官が)命の危険にさらされた」と指摘。「合理的」実力行使だったとの見解を示した。
 これに対し遺族の弁護士は声明で「車は警官から離れようとしていただけでなく、警官のうち4人は発砲しておらず、命の危険を感じていなかったのは明白だ」と批判した。 
[時事通信社]

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