2021-05-09 19:30TOPICS

軍事パレード開催、国威発揚=対独戦勝記念でロシア

9日、モスクワを行進するロシア軍の兵士たち(AFP時事)
9日、モスクワを行進するロシア軍の兵士たち(AFP時事)

 【モスクワ時事】ロシアの首都モスクワの「赤の広場」で9日、ソ連の第2次大戦の対ドイツ戦勝を祝う軍事パレードが行われた。プーチン政権は、国威を発揚する場として毎年実施するパレードを重視している。
 ロシアは最近、ウクライナと同国を支援する米国を揺さぶるため対ウクライナ国境に軍部隊を集結させた。パレードでも、内外に軍事力を誇示した。プーチン大統領は演説で「ロシアは一貫して国際法を守っている」としつつ「その際に断固として国益を守り、国民の安全を確保する」と強調した。第2次大戦の結果をめぐり「裏切り者や犯罪者を正当化し、歴史を書き換える試み」があるとも主張した。
 ロシア国防省によると、パレードには兵士ら1万2000人以上が参加。軍用車両約190両が赤の広場を走行し、戦車のほか、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」、地対空ミサイルシステム「S400」などの兵器が披露された。
 上空では戦勝76年に合わせ、スホイやミグといった戦闘機や爆撃機など76機が編隊飛行した。モスクワ以外でもパレードはロシア各地で行われた。
 プーチン政権は、対独戦勝75年の節目に当たる昨年5月に各国首脳を招いて大々的にパレードを催す方針だった。新型コロナウイルスの感染拡大で計画通りに行うことはできなかったが、パレードを重視する政権は開催にこだわり、同年6月に実施した。ロシアのメディアによると、今年のモスクワのパレード参加者は、全員ワクチンを接種した。 

9日、モスクワの「赤の広場」で行われた軍事パレードに登場した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」(AFP時事)
9日、モスクワの「赤の広場」で行われた軍事パレードに登場した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」(AFP時事)
9日、モスクワで、タジキスタンのラフモン大統領(左)と「赤の広場」に立つロシアのプーチン大統領(AFP時事)
9日、モスクワで、タジキスタンのラフモン大統領(左)と「赤の広場」に立つロシアのプーチン大統領(AFP時事)

最新動画

最新ニュース

写真特集