2021-04-30 14:32World eye

伝統衣装でプレーする女性サッカーチーム、ベトナムで人気に

【クアンニンAFP=時事】ベトナム北部クアンニン省の村では、長時間の農作業を終えたばかりの女性たちが砂利のピッチでサッカーの練習をしている。少数民サンチーの女性たちだ。≪写真はサッカーの親善試合を行う少数民族サンチーの女性ら。ベトナム北部クアンニンで≫
 明るい色の伝統衣装とヘッドバンドを着けた女性たちは、中国との国境から約40キロの山間の村でサッカーをしている。しかし繁忙期には、練習時間が確保できず、数か月にわたってボールに触れないこともある。
 それでも女性らの活動はサッカーが盛んな同国で一目置かれており、わずかながらの収入と名声を得られるまでになった。
 2016年に活動を始めて以来、チームは全国紙やソーシャルメディアに繰り返し取り上げられている。先ごろ行われた近隣の村のチームとの試合でも、家族や観光客らが観戦に訪れ、女性らに声援を送っていた。
 ストライカーのメイ・ティ・キムさん(29)は、5年前にチームを結成した当時を振り返り、「以前はサッカーはテレビで見るものだった」と述べる。そして、関係団体に「女性も参加させるべき」と訴えたのだとAFPに話した。
 チームは、黒のスカートと青色の長袖シャツ、ヘッドバンドを身に着けてプレーする。これはコミュニティーの伝統衣装の一つだ。「伝統的な衣服でもスポーツウェアでも大差ない」とキムさん。
 そうは言っても、スカートの丈は短くなっており、シャツもゆったり目だ。なかには、カラフルなサッカーソックスを着用する女性もいる。ミッドフィールダーのラ・ティ・タオさん(15)は、一般的なショーツとTシャツの方がきっとプレーしやすいだろうと話す。
 それでも、この小さなコミュニティーの衣装を見てもらえることには喜びを感じているとタオさんは言う。「観光客やその他の人々が私たちのことを理解するための助けになる」【翻訳編集AFPBBNews】

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