2021-04-20 07:57TOPICS

米、気候危機対応で「世界を主導」=対中競争にらみ―国務長官

気候変動問題について演説するブリンケン米国務長官=19日、メリーランド州アナポリス(AFP時事)
気候変動問題について演説するブリンケン米国務長官=19日、メリーランド州アナポリス(AFP時事)

 【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は19日に演説し、バイデン政権が外交の柱に据える気候変動問題について「米国が気候危機への対応で世界を主導できなければ、取り残される」と述べ、世界最大の温室効果ガス排出国である中国をはじめ、各国に対策強化を促す方針を表明した。米国が主催する22日からのオンラインでの気候変動サミット(首脳会議)を前に、指導力発揮に意欲を示した。
 ブリンケン氏は、直ちに地球温暖化対策を講じなければ「国家安全保障に大きな影響を及ぼす」と強い危機感を示した。米国の温室ガス排出量は中国に次いで多く、米中だけで世界の総排出量の約4割を占める。両国の気候変動問題を担当する特使は15、16日に上海で会談し、対策を強化するとの共同声明を発表したばかり。
 また、環境保護に逆行する問題行動として「石炭への依存と投資」を挙げ、世界の石炭消費量の半分近くを占める中国を念頭に、脱炭素に向けた取り組みを「後退させるような慣行に米国は対抗する」と明言した。
 脱炭素に関連した産業競争については「米国が再生可能エネルギー革命で先行できなければ、中国との長期的な競争に勝てない」と強調。中国は太陽光パネルや風力発電設備の生産・輸出で世界最大だと指摘した上で、米国も環境インフラ投資を通じた雇用創出を急ぐべきだと訴えた。 

最新動画

最新ニュース

写真特集