2021-04-20 07:10スポーツ

日本の若手にも「松山効果」=海外挑戦、加速なるか―ゴルフ・かなえた日本の夢(2)

 ゴルフのマスターズ・トーナメントで松山英樹が優勝したことは、日本の若手選手を大いに刺激した。日本男子初のメジャー制覇の前から、米ツアー参戦を目標にする若手が台頭しつつあり、今後は海外挑戦の流れが加速するかもしれない。
 松山の東北福祉大の後輩に当たる金谷拓実は、アマチュアで国内ツアー優勝を遂げたほか、アマ世界一の選手に贈られる「マコーマックメダル」を日本選手で初めて受賞した。今年でプロ2年目となり、近く欧州ツアーを経由して米ツアーに挑戦する予定。「欧州で結果を出せば、米国で通用する選手になっている」。意識は明確だ。
 昨年は多くのアマチュアが国内ツアーで上位に入った。10月の日本オープン5位の河本力(日体大)は「早く米ツアーで戦いたい」と話していた。11月の三井住友VISA太平洋で3位だった中島啓太(同)は「マスターズにアマで出たい」。今年のアジア・パシフィック・アマ選手権は新型コロナウイルスの影響で開催地などが未定になっているが、かつての松山や金谷のように、開催されれば優勝し、来年の夢舞台への出場権を獲得したい考えだ。
 現地での優勝会見で、松山は多くの日本人選手が第一線で活躍する米大リーグを引き合いに出し、「ゴルフは僕しかいない」と孤軍奮闘の状況を説明。自分に続く選手の出現を待っている。
 松山は21歳で米ツアーに主戦場を移した。2009年のマスターズで当時の日本勢最高に並ぶ4位に入った片山晋呉は「世界で戦いたい子は早く行かないと。25(歳)では遅い」と若手の奮起を促している。
 サッカーでも、若い選手が次々と本場欧州を目指す時代。中島は「世界中のゴルフファンに応援されながらプレーするのが夢」と言った。こうした志を持つ若手が、世界に羽ばたく日も近そうだ。 
[時事通信社]

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