2021-03-06 19:43TOPICS

ローマ教皇、シーア派権威と会談=イスラム教と連帯強調―イラク

6日、イラク中部の聖地ナジャフで、イスラム教シーア派最高権威シスタニ師(左)と会談するフランシスコ・ローマ教皇=バチカンニュース提供(AFP時事)
6日、イラク中部の聖地ナジャフで、イスラム教シーア派最高権威シスタニ師(左)と会談するフランシスコ・ローマ教皇=バチカンニュース提供(AFP時事)

 【カイロ時事】歴代のローマ教皇で初めてイラクを訪れているフランシスコ教皇は6日、中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフで、イラクのシーア派最高権威シスタニ師と会談した。バチカン(ローマ教皇庁)の声明によると、教皇は異なる宗教間の「協力と友情の重要性」を指摘。「相互に尊敬と対話を育むことでイラクと地域、人類の利益に貢献できる」と訴え、宗教や宗派を超えた連帯の必要性を強調した。
 シスタニ師は宗教面にとどまらず、イラクの政治や社会にも多大な影響力を持つ。一方で公の場に姿を見せることは少なく、今回の会談も教皇の「私的な訪問」と位置付けられた。ロイター通信によれば、イラク政府当局者が同席しないことを条件に教皇との面会に応じたという。
 シスタニ師の事務所が公表した声明では、同師は会談で「他のイラク人と同じく、キリスト教徒も安全かつ平和に暮らすべきだ」と表明。「社会の不公正や貧困、抑圧、宗教迫害などの悲劇を減らすため、宗教的、精神的指導者が役割を果たすべきだ」と語った。 

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