2021-03-04 01:08社会

長距離移動、記憶遺伝子が強化=北極圏のハヤブサ―国際チーム

 ユーラシア大陸の北極圏で繁殖し、秋には暖かい南方に移動するハヤブサの遺伝子を解析したところ、移動距離が長い個体は短い個体に比べ、長期記憶を担う遺伝子の働きが強化されているとみられることが分かった。中国科学院動物研究所や英カーディフ大などの国際研究チームが3日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 日本のハヤブサの大半は年間を通じて国内にとどまるが、北極圏のハヤブサは渡り鳥。繁殖地6カ所の計56羽に通信機器を取り付けて移動先を追跡すると、東部の個体は中東や中国南部、東南アジアなどに長距離移動し、西部の個体は欧州南部に短距離移動していた。
 遺伝子解析の結果、長距離移動の個体は長期記憶を担う遺伝子「ADCY8」が変異していると判明。繁殖地と移動ルートが東西で分かれた後、1万8870年前ごろにこの遺伝子の働きが強化されたと推定した。 
[時事通信社]

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