2021-03-02 12:02国際

逃亡手助けの親子、日本へ移送=米から身柄引き渡し―容疑で逮捕・ゴーン被告事件

 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(66)が保釈中にレバノンに逃亡した事件で、逃亡を手助けしたなどとして米当局に拘束された米国籍の親子2人の身柄が1日(米国時間)、日本側に引き渡された。東部ボストンの空港から移送しており、2日夕(日本時間)に日本に到着する予定。
 東京地検特捜部は現地に検事を派遣し、関係者によると、犯人隠避容疑で逮捕した。
 2人は米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(28)。地検は昨年1月、同容疑などで逮捕状を取得し、日米犯罪人引き渡し条約に基づく日本政府の要請で、米当局が同5月20日、身柄を拘束していた。
 米マサチューセッツ州の連邦地裁は昨年9月、日本への身柄引き渡しを認める決定を出し、同10月、米国務省が最終的な許可を出し移送が決定。弁護側が差し止めを申し立てたが、連邦地裁が今年1月、連邦高裁と連邦最高裁も2月に退けていた。
 地検の調べによると、会社法違反などの罪で起訴後、保釈中だったゴーン被告は2019年末、出国審査を受けないまま関西空港からプライベートジェット(PJ)で不法出国。テイラー容疑者ら2人は海外渡航禁止の条件で保釈されたことを知りながら、米国籍のジョージ・ザイエク容疑者(61)=逃亡中=と共謀し、ゴーン被告を楽器箱に隠してPJに乗せるなどした疑いが持たれている。ゴーン被告はトルコ経由でレバノンに入国したとみられる。 
[時事通信社]

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