スズキの鈴木修会長が退任=40年以上経営指揮、相談役に―「体制一新、後進に道」
スズキは24日、鈴木修会長(91)が退任すると発表した。6月の株主総会後、相談役に就く。40年以上にわたり社長、会長として同社の経営を指揮し、売上高3兆円の世界的な自動車メーカーに育て上げた。日本を代表するカリスマ経営者は、車両の電動化による「脱炭素」や自動運転など新しい潮流への対応に道筋を付けたことを機に、経営の一線から退く。
同日、オンラインで記者会見した鈴木氏は、経営環境が激変する中で成長を持続するため「役員体制を一新して後進に道を譲る」と退任の理由を説明した。
鈴木氏は1980年代に、他社に先駆けてインドへの進出を決断。乗用車市場で販売シェア首位の座を長く守り、成長の原動力となった。日本では国内トップ級の軽自動車メーカーとして事業を拡大。2019年8月にはトヨタ自動車と資本提携し、自社単独では難しい環境技術や車両とITの融合といった先端分野への対応に布石を打った。
鈴木氏は中大法学部を卒業後、銀行勤務を経て58年に鈴木自動車工業(現スズキ)へ入社した。78年に社長となり、2000年にいったん会長へ退いた後、08年に社長に復帰した。15年6月から会長に専念している。
鈴木会長の退任後は、長男の俊宏社長(61)が経営のかじ取りを担う。会長は電動化と品質向上を柱に「2030年、50年の基礎をつくってほしい」と後を引き継ぐ経営陣に期待を寄せた。
[時事通信社]
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