2021-02-24 11:17政治

幹部ら11人処分、公表へ=利害関係者と会食―総務省

 総務省幹部が放送関連会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男らから接待を受けていた問題で、総務省は24日、谷脇康彦総務審議官ら幹部を含む職員11人の処分を決める。利害関係者からの接待は国家公務員倫理規程で禁じられており、同省は谷脇氏らを懲戒処分などとする方向。武田良太総務相が同日午後記者会見し、処分内容や調査結果を公表する。
 武田氏は同日午前の閣議後の会見で、幹部や職員が利害関係者と会食を重ねていたことについて「大変驚いているし残念だ。深刻に受け止めている」と指摘。その上で「実際の意思決定がどのように行われたのか、行政がゆがめられるといった疑いを招くことがなかったかを改めて確認する」と述べ、認可手続きなどへの影響を検証する考えを示した。
 谷脇氏のほか、吉田真人総務審議官と秋本芳徳前情報流通行政局長、湯本博信前官房審議官は2016年以降、放送の許認可権を持つ同省の利害関係者に当たる首相の長男ら同社関係者と会食。会食費を負担してもらったり、一部の会合ではタクシーチケットや手土産を受け取ったりしていた。
 同省によると、この他に課長を含む職員8人が18年以降、同社関係者と会食。会食に参加した幹部・職員は計12人となり、回数は延べ38件に上ることを確認した。1人1回当たりの飲食代は5000円台から4万7000円台で、土産代やタクシー代を含めた総額は約53万4000円。同省はこのうち11人を懲戒処分などとする方向で調整している。
 これとは別に、内閣広報官の山田真貴子氏も総務審議官時代の19年に首相の長男らと会食。会食費7万4203円を同社に負担してもらっていた。
 加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、山田氏について、同省の処分を踏まえ何らかの対応を行う考えを示した。山田氏は「国民の疑念を招く事態となっていることを重く受け止め、その責任を痛感している」と話しているという。 
[時事通信社]

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