2021-02-23 16:52経済

ヤフー・LINE、3月1日統合=米中巨大ITを追撃

 ヤフー親会社のZホールディングス(HD)と対話アプリ大手LINEが3月1日、経営統合する。統合により検索・通販サイトや対話アプリ、金融など幅広い分野で経営効率を高め、国内首位としてサービスを拡充。米グーグルを含む「GAFA」や中国のオンライン通販最大手、阿里巴巴(アリババ)集団など巨大IT企業を追撃する。
 統合手続きの完了により、ZHDはLINEをヤフー同様に完全子会社として傘下に置く。ヤフーのサイトの年間利用者数は8000万人規模。LINEの月間利用者数は8600万人。ZHDは、国内人口の過半を占める顧客基盤を生かし、通販から決済、コンテンツ配信など全方位で業容を拡大したい考えだ。
 統合後の課題の一つが、人工知能(AI)を活用した顧客分析、サービス向上の具体化。ZHDの川辺健太郎社長は「世界をリードするAIテックカンパニーを目指す」と述べ、先進技術の開発と世界展開に意欲を示している。
 統合は、新型コロナウイルス感染拡大で各国の競争法(独禁法)審査手続きが長引き、予定より半年近く遅れた。コロナ危機を受けてデジタル化は国内外で急加速しているが、ZHDの時価総額はGAFA各社の数十分の1程度にとどまり、投資余力に開きがある。金融機関関係者はZHDが世界で躍進するには「日本市場を固めた上、革新的なサービスを提供できるかどうかが重要になる」と指摘する。 
[時事通信社]

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