2021-01-18 22:57TOPICS

コロナ変異種、市中感染か=静岡の男女、初の経路不明―厚労省

新型コロナウイルス変異種で感染経路が不明なケースが初めて確認され、記者会見する国立感染症研究所の脇田隆字所長(右)ら=18日夜、厚生労働省
新型コロナウイルス変異種で感染経路が不明なケースが初めて確認され、記者会見する国立感染症研究所の脇田隆字所長(右)ら=18日夜、厚生労働省

 厚生労働省は18日、新型コロナウイルスに感染した静岡県内の男女3人から、英国で流行しているのと同じ型の変異種が検出されたと発表した。英国を含む海外への渡航歴や、入国者との接触はない。感染経路不明の感染者が確認されたのは初めてで、日常生活を送る中でうつる「市中感染」の疑いがあり、厚労省が警戒を強めている。
 厚労省によると、3人は20代と40代の女性、60代男性でいずれも1月上旬に発症。3人とも重症ではなく、自宅療養をしている。不特定多数との接触はない。
 女性2人は、PCR検査で変異種感染の疑いが出ていた人の追跡調査を通じて感染が発覚した。男性は、変異種調査のために実施している陽性者の全遺伝情報(ゲノム)解析を進める中で感染が分かった。40代女性は20代女性の濃厚接触者で、20代女性からうつった可能性もあるが、断定は難しいという。
 女性2人の変異種感染が発覚するきっかけとなった人は1月に感染が発覚。英国に渡航歴はないという。
 国立感染症研究所の脇田隆字所長は18日夜、記者会見し、「感染に面的な広がりはないが、状況から国内感染が起きたと推定できる」と述べた。脇田所長によると、3人から検出された変異種の遺伝子配列はほぼ同じという。感染研は変異種の構造を詳しく調べるとともに、静岡県内での調査体制を強化する方針だ。
 厚労省は18日、昨年12月31日に英国から入国した東京都の20代男性の変異種感染が新たに確認されたことも発表した。国内での変異種感染者は計45人になった。 

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