2021-01-18 17:29政治

韓国の文大統領見解に冷ややか=日本政府「大事なのは行動」

 韓国の文在寅大統領が、元徴用工訴訟で被告となった日本企業の韓国内資産の現金化に否定的な見解を示したことについて、日本政府は「韓国側が解決策を示さない限り、状況は何も変わらない」(外務省幹部)と冷静に受け止めている。文氏の実行力に懐疑的な見方も強く、今後の対応を慎重に見極める方針だ。
 文氏は18日の記者会見で、現金化は「日韓関係において望ましいとは思わない」と発言。司法への介入は控えるとしてきた従来の立場から踏み込んだ。
 しかし、日本側の不信感は根強い。文氏の発言が伝わると、外務省幹部は「真意が分からない」と論評を避け、別の幹部も「『現金化をやめろ』と言ったわけでなく、介入回避の方針は実質的に変わっていない」と分析。首相官邸幹部は「大事なのは行動で示すことだ」と冷ややかに語った。
 坂井学官房副長官は会見で「発言に留意する」としつつ、「韓国側の実際の行動を注視したい」とくぎを刺した。
 文氏は、日本政府に元慰安婦への賠償を命じた8日のソウル中央地裁判決にも「少し困惑した」と述べたが、外務省幹部は「困惑しているのはこちらだ」と苦笑交じりに反論した。 
[時事通信社]

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