2021-01-13 09:17World eye

タイ国王、配偶者と刑務所慰問 批判受けイメージアップ作戦か

【バンコクAFP=時事】タイで、マハ・ワチラロンコン国王が複数の刑務所を慰問し、配偶者と共に床掃除をするなどの画像が公開された。抗議デモで前例のない王室批判が行われていることを受け、イメージアップ作戦の一環とみられる。≪写真はタイ首都バンコクのサナーム・ルアン広場で行われた前国王の誕生日を祝う式典で、支持者らに手を振るマハ・ワチラロンコン国王≫
 同国でタブーとされてきた王室の改革を訴える学生主導の運動が続く中、王族はここ数か月、公の場に姿を現すことが増えている。
 王室は、国王と配偶者のシニーナート・ウォンワチラーパックさん(35)が、ジーンズにポロシャツ姿で過去2か月間に複数の刑務所を訪れる様子を収めた画像を公開。
 国王はシニーナートさんに、受刑者らの健康管理計画の監督役を任せ、公務の幅を広げた。
 シニーナートさんは2019年7月、「チャオクンプラ(配偶者)」という100年近く誰にも与えられていなかった称号を得たものの、3か月後には国王への「不実」と、スティダー王妃と同様の地位を求める「野心」を理由に称号と軍の階級を剥奪されていた。しかし国王は昨年9月、この称号を復活させている。
 タイでは厳格な不敬罪により、王族が批判から守られている。学生運動の要求のうち、最大の物議を醸しているものの一つが、同法の廃止だ。活動家らはさらに、絶大な権力と莫大(ばくだい)な財産を持つ国王に、不安定な国政に関与しないよう求めている。
 昨年7月に始まった学生運動では、これまでに41人が不敬罪で訴追されている。【翻訳編集AFPBBNews】

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