2020-10-21 13:09World eye

コロナに故意に接触させ発症を観察 英で新研究へ、世界初か

【ロンドンAFP=時事】英国の研究班は20日、健康な人々を新型コロナウイルスに接触させ、同ウイルス感染症の発症に至るウイルス量を特定する研究に着手する計画を発表した。同班は、世界初の試みだとしている。≪写真は資料写真≫
 研究母体は、インペリアル・カレッジ・ロンドンなどが参加する「ヒューマン・チャレンジ・プログラム」。
 被験者として、心疾患や糖尿病、肥満などの基礎疾患がない18~30歳のボランティアを募集する。
 インペリアル・カレッジの発表によると、「この初期段階では、人に新型コロナウイルス感染症を発症させるウイルスの最少量を見つけることが狙い」だという。
 研究成果は、ワクチンの作用の仕方の調査や、有望な治療法の模索に生かされる。
 同大のピーター・オープンショー教授(実験医学)は20日、BBCラジオ4で、被験者のウイルスへの接触は鼻から行うと明かした。
 「こういったボランティアを対象とした研究の大きな利点は、感染時だけでなく感染前の様子も一人一人注意深く観察し、各段階で何が起きているかを正確に調べられることだ」と話している。
 また同大の感染症部門は、「われわれの最優先事項は、ボランティアの安全だ」としている。
 研究班の話では、被験者を故意に感染させるため「ワクチン接種済みの人がウイルスに感染しにくくなるかどうかを調べることで、効果の立証を非常に迅速に始めることが可能になる」という。
 研究は、来年初めに開始される予定。【翻訳編集AFPBBNews】

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