2020-10-18 07:41スポーツ

「一発」にこだわる=近大・佐藤、フルスイングに魅力―ドラフト待つ逸材

 「理想の打球はホームラン」―。こう言い切るのは、野手の筆頭候補として名前が挙がる近大の佐藤輝明内野手だ。13日にはオリックスが「野手ではナンバーワン。なかなかああいう選手は出ない」(福良ゼネラルマネジャー)と、いの一番に1位指名を公表した。
 186センチ、92キロの堂々たる体格で、思い切りバットを振り抜くのが身上の左のスラッガー。本塁打について、「流れをがらっと変えられる一打だと思うし、魅力がある」とこだわりを口にする。
 決して強豪とはいえない兵庫・仁川学院高の出身だが、同校在学中に始めた本格的な筋力トレーニングで、打球を遠くへ飛ばす力を身につけた。関西学生のリーグ戦で放った13本塁打(16日現在)は、巨人などで活躍した近大OBの二岡智宏が持つ現行の通算リーグ記録に並ぶ数字。「脚力や守備力もある。レギュラーを張れる選手」(ロッテの永野プロ・アマスカウト部長)と総合的な評価も高い。
 強打が知れ渡るにつれて相手の攻めも厳しくなり、フルスイング故の三振の多さという課題が目立っていることは本人も分かっている。「しっかり振りにいって、どれだけ確率よく打てるかが大事」。1球で仕留める確実性に磨きをかける。
 幼い頃、海を渡って大リーグで活躍するイチローに強く憧れたという。「自分も小さい子が見て、すごいと思ってもらえる選手になりたい」。夢の扉はもう目の前に迫っている。 
[時事通信社]

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