2020-10-01 08:00地域

新米きりたんぽ作り始まる 秋田県

 新米の収穫シーズンを迎えた秋田県で、名物のきりたんぽ作りが始まった。秋田市の創業103年目の老舗料亭「濱乃家」では、臼ときねでついた新米を、かすりの着物姿の仲居5人がいろりを囲み、秋田杉の串に巻いていた。形を整えたきりたんぽは、炭火できつね色になるまでじっくり焼き上げる。
 使用する米は、秋田市内の契約農家から取り寄せた「ササニシキ」。形がつぶれにくく、米本来の味が楽しめるのが特徴だ。今年は例年より収穫量が多く、質も良いという。
 「濱乃家」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で5カ月間休業に追い込まれ、9月21日に営業を再開した。元の客足が戻る見通しが立たない中、巣ごもり需要による通販の拡大を期待し、前年より2万本多い20万本を作る予定だ。
 製造中の従業員はフェースシールドやゴム手袋を着用。仲居の1人は「ゴム手袋で米が手になじみにくいこともあるが、一生懸命手作りの郷土料理を届けたい」と意気込む。
 4代目の竹島知憲社長は「郷土料理を絶やすわけにいかないのがわれわれの使命。全国の人に幅広く食べてもらいたい」と話していた。【もぎたて便】

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