2020-07-27 08:00地域

ホタルが群れる松尾峡 長野県辰野町

 長野県辰野町では、町内を流れる天竜川流域の松尾峡でホタルの保護活動が続けられている。一帯は明治時代初期にはホタルの群生地として内外に知られていたが、工業化が進むにつれて徐々に個体数が減少。保護運動の広がりで一時は復活したものの、第2次大戦後の経済復興による水質悪化などの環境変化で再び激減し、1970年ごろには絶滅の危機にひんした。
 これに対し、松尾峡にほたる童謡公園を設置し官民一体でホタル産卵場所確保のための人工水路の整備や、ホタルの幼虫が餌にするカワニナ増殖などの保護活動を進めた結果、個体数は次第に増えつつあるという。毎年6月半ばに催される「信州辰野ほたる祭り」は、期間中10万人を超える観光客でにぎわうが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。
 今年のホタルのシーズンは終了したが、町では現在、ゲンジボタルのほか、ヘイケボタルやヒメボタルなど強く発光するものを含め、7種類のホタルが観察できる。【もぎたて便】

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