地元食材でオンライン会食 福島県湯川村

福島県湯川村は、自宅にいながら村産食材を楽しめるオンラインイベントを開いた。全国の参加者宅に事前配達した食材を使い、村職員らが調理方法を遠隔で指導。自然あふれる村の魅力も伝えながら、食を通して交流を深めた。
「かんぱーい!」。4日昼、村内の道の駅「あいづ湯川・会津坂下」の会議室に、にぎやかな声が響いた。ビデオ会議システム「ズーム」を利用した会食イベントで、全国から約20人が参加。グラスを掲げる参加者の姿がパソコン画面上に映し出された。
イベントは、グルメアプリを運営する「キッチハイク」と共同で実施。新型コロナウイルス収束後に、観光客を呼び込むきっかけづくりとして企画した。産業建設課の芳賀友洋主査は「村の魅力に触れ、実際に足を運んでみたいと感じてもらえれば」と話す。
参加者には、村産食材を使ってシェフが調理した南フランスの郷土料理「ラタトゥイユ」など全4品の他、村産コシヒカリや漬物のもとを事前に送付。当日は、村職員らが米の炊き方や、漬物の漬け方をオンライン上で実演し、参加者とやりとりしながら調理指導に当たった。
調理の合間には、道の駅の物販コーナーや水田を生中継で紹介。参加者からの質問にも答えながら、観光名所や特産品の情報を発信した。
参加した広島市の会社員男性は「現地の風景も見ながら食事でき、実際に行ったような気になれた」と話す。千葉県習志野市の自営業女性は「オンラインイベントは全国どこからでも参加できる点が魅力。食材も新鮮でおいしかった」と笑った。【もぎたて便】
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