2020-07-13 23:05社会

避難所職員がコロナ感染=高松市の保健師、豪雨で応援派遣―熊本県

 熊本県は13日夜、豪雨災害の応援のため同県人吉市などに派遣された高松市職員が新型コロナウイルスに感染していたことが分かったと発表した。職員は避難所運営に従事し、避難者と接触していた。症状はなく、感染経路は不明という。熊本県は「職員は常時マスクを着用しており、避難者らに感染させた可能性は低いと考えている」としている。
 熊本県によると、職員は30代の男性保健師。8日から11日の間、避難所となっている人吉市の人吉第一中学校と多良木町の旧多良木高校で、避難者と面接しての健康チェックや、段ボールベッドやパーテーション設置といった環境整備などを行っていた。接触した可能性があるのは、避難者と県内外の応援職員ら計400人ほどとみられる。県は避難者に説明し、避難所の消毒を行った。
 派遣終了後に高松市が実施したPCR検査で陽性と判明した。同市によると、男性保健師は13日午後に再度PCR検査を受けた結果陰性だった。現在は県内の感染症指定医療機関に入院中。
 同じチームとして派遣された香川県職員2人と交代チーム3人の計5人が濃厚接触者。県職員2人はPCR検査で陰性が確認された。交代要員の3人はこれから検査を受ける。
 避難者は濃厚接触者とはみなされていないが、熊本県は希望者にはPCR検査を実施する。
 熊本県ではこれまでに延べ49人(うち死亡3人)の感染者が報告されているが、13日時点では入院者はおらず感染者はいない。県は関係機関などを通じ、他県からの応援職員などに一層の感染防止策の徹底を求めた。
 新型コロナ発生時の避難所運営をめぐっては、内閣府などが自治体に対し、避難者や避難所運営スタッフが頻繁な手洗いやせきエチケットといった基本的な感染防止策を徹底するよう求めている。 
[時事通信社]

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