2020-07-13 19:53国際

大統領選、現職が薄氷勝利=社会の分断映す―ポーランド

 【ベルリン時事】ポーランドで12日、大統領選の決選投票が行われ、13日発表の暫定開票結果によると、強権的な政治を進める右派与党「法と正義」が推す現職ドゥダ大統領が再選を果たした。野党候補のリベラル派、チャスコフスキ・ワルシャワ市長との差はわずかで、社会の分断を反映した薄氷の勝利となった。
 開票率99.8%時点で得票率は、ドゥダ氏が51.2%、チャスコフスキ氏48.8%。野党側は今回の選挙について、強権政治の継続阻止に向けた「国の行方を決める戦い」と位置付けており、有権者の関心も高く、投票率は67.7%に達した。
 現政権は、経済成長の達成や伝統的な価値観重視の姿勢で保守派や農村部の支持を固め、外交面ではトランプ米政権との関係を強化してきた。ただ、メディア統制や司法介入などの強権的手法はリベラル派から糾弾され、欧州連合(EU)とも対立を深めている。
 チャスコフスキ氏はリベラル派ながら中道右派の最大野党「市民プラットフォーム」の候補として出馬。都市部を中心に現政権に対する批判票を取り込み、ドゥダ氏圧勝の事前予想に反し激しく競り合った。 
[時事通信社]

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