2020-07-11 05:24国際

医師が退院患者全員と抱擁=「コロナ差別」阻止に貢献―インド

 新型コロナウイルスの累計感染者数が80万人近くに達しているインドで、治療に携わった医師が退院する患者を抱擁で送り出し、コロナ患者に対する差別阻止に貢献する行動として称賛されている。
 インドでは、退院患者との接触を避ける風潮が強く、新型コロナをめぐる差別が横行している。このため、タイムズ・オブ・インディア紙(電子版)が7日、「暗い時代に差した一筋の光」と医師の行為を紹介するなど、各メディアが好意的に取り上げた。
 この医師は、南部ゴア州にあるゴア医大のエドウィン・ゴメス医学部長。ゴメス氏は98日間、家に帰らずに新型コロナ患者の治療に当たり、回復して退院した約190人の患者を「コロナの天使たち」と呼んで全員と抱擁を交わした。
 ゴメス氏は退院患者について、周囲の人に新型コロナとそうではない症状の違いを伝えることで、早期発見に役立ってくれると説明。また「感染で得られた抗体は他の患者の治療にも有用だ」と強調している。 
[時事通信社]

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