2020-07-10 14:10国際

トランプ氏を援護射撃?=カニエ・ウェスト氏「出馬」に臆測

 【ワシントン時事】米人気ラップ歌手のカニエ・ウェスト氏(43)が11月の大統領選への出馬を表明し、真意をめぐり臆測が広がっている。実現すれば民主党のバイデン前副大統領への票を割り、トランプ大統領を援護射撃する結果になるとの見方もある。ウェスト氏は、出馬の意思は真剣だと強調している。
 ウェスト氏は8日の米誌フォーブス(電子版)のインタビューで、ホワイトハウスに招かれるなど親密だったトランプ氏の政権運営を「大混乱」だと批判。支持者のトレードマークである赤い帽子を「きょうをもって脱ぎ捨てる」と表明した。地元の牧師を副大統領候補に充てる考えを示したほか、英語の政党(パーティー)と誕生日会をかけて「バースデー・パーティー」という党名も明らかにした。
 だが、黒人であるウェスト氏の出馬で割を食いそうなのは、黒人の支持でトランプ氏を圧倒するバイデン氏の方だ。ウェスト氏はバイデン氏を「(大統領になるべき)特別な人物ではない」と酷評。「黒人票が民主党支持だと決めつけるのは、白人至上主義の一形態だ」と語り、自らの出馬がバイデン氏に不利に働く可能性を否定しなかった。
 実際は、二大政党に属さないウェスト氏が選挙戦を戦うには、署名を集めて各州に届け出るなどハードルが高く、実現には不透明な要素もある。トランプ氏は7日、ウェスト氏の出馬について「4年後に向けたならし運転」と解釈し、特に異を唱えなかった。 
[時事通信社]

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